[]ホンモノの思考力

質問:意識して使っている口癖ありますか?


本屋の新書コーナーに平積みされていたこの本、他の本とまとめて購入。著者の樋口さんは、大学受験の時に小論文の参考書でお世話になったことがあり、懐かしさ半分で購入しました。


ロジカルシンキングなど、思考法に関する本はホント多いですね。


この本も、基本的には「どのように考えるべきか」という、思考の姿勢を語る本です。他の思考法の本と異なる点は、「思考方法を口癖に落とし込んで意識的に使おう」としている点でしょうか。


覚えておいても良いかなと思う口癖がいくつかあったので、記載しておきます。


○「メモの型」を使って考えをまとめ、質問を構成する

→3WHAT3W1H


・定義のWhat : 

「そもそも○○とは〜だ」
「おっしゃっていることは〜と考えてよいですか?」


・現象のWhat : 

「今、起こっていることは〜だ」
「今、・・・ということが起こっていますが、おっしゃっていることはこれですか?」


・結果のWhat :

「このままでいくと〜ということが起こる」
「このままでいくと〜ということが起こりますが、どのように考えますか?」


・Why :

「なぜこのようなことが起こっているかというと・・・」
「先ほど言われたことにはどのような根拠があるのでしょうか?」


・Where :

「他の地域の状況を考えると・・・」
「他地域では・・・という状況のようですが、それをどう考えますか?」


・When :

「歴史的に見ると・・・・」
「歴史的には・・・という状況ですが、それをどう考えますか?」


・How :

「この問題を解決するには・・・」
「解決策に関してどのようにお考えですか?」


○論述の型で思考する


第1部:「私は〜だと思う」
第2部:「確かに〜だがしかし・・・だ」
第3部:「なぜなら〜だからだ」
第4部:「以上のような理由で、私は〜だと思う」



○その他、質問の際の口癖


2項対立を前提に、相手の寄り立っている軸を明確にするための質問

「直接には関係ありませんが、〜についてどうお考えですか?」



なべの答え:ある。ディベートの時に良く使った口癖は今でも口について出てきます

「それってつまり・・・っていうことでしょ?」
「その背景には原因が3つあって・・・・」
「そう言う根拠はなに?」
「その意見は・・・ということを前提にしているけど、そもそもその前提は〜」

とか。