2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[]美食の道は遠い (「悪女の美食術」福田和也)

福田和也氏の美食エッセイ。 この人は徹底してますね。人間、生きて行く為に食事をしないとならないのだから、一食一食を心して良いものを食べるべきだ、というスタンス。 僕は外食はしますが、平日はエネルギーを補給するだけのコンビニ弁当が大半なので、…

[]華やかな香りがGood。しかし小瓶が欲しい(「裏・雅山流」)

酒徒庵で教えてもらった華やか系純米酒。 お気に入りなので自宅にも一本買いました。精米歩合は50%ですが、大吟醸並みの華やかな香りが漂います。削りに削った大吟醸ほどのクリアさはなく、良く言えば複雑さ、悪く言えば雑味が残っていますが、これはこれ…

[]スリラーからサスペンスに変わる構成が秀逸(映画「バタフライ・エフェクト」)

これ、なかなか面白い映画。 内容は、子供の頃、しょっちゅう記憶喪失を起こしていた少年が、青年になって自分が子供の時に記憶喪失になっていた過去に戻る方法を発見し、人生を塗り替えるというもの。Back to the futureのサスペンス版みたいなストーリーで…

[]茨城のゴルフ場が穴場

週末に、前職の後輩夫妻と先輩とでゴルフに行ってきました。 台風の後の3連休の中日で、非常に天気も良く、暑くも寒くもない最高のゴルフ日よりでした。後輩夫妻のチョイスで茨城の北の方のゴルフ場に行ったのですが、びっくりするくらいリーズナブル。土曜…

[]家電ニッポン最後の戦い(日経ビジネス9月26日号特集)

メーカーの人と話していると、「この円高では勝負にならない」という発言をよく聞きます。確かに、数年前と比べると為替は大きく円高方向に振れているので、日本で生産して輸出する場合は相当不利な状況なのは間違いありません。 だけど、これってそもそも、…

[]化学的にワインを説明するとこうなる。(「ワインの科学」清水健一)

美味しいワインはなぜ美味しいのか?をワインに詳しい人に聞くと、例えば「この畑は石灰質の土壌で、夜と昼の寒暖さが大きくて、、、、」というような答えが返ってきますね。 でも、なぜ石灰質の土壌が良いのか。なぜ夜と昼の寒暖さが大きいと良いのか、あま…

[]結局は「空気の研究」か(「満鉄調査部 元祖シンクタンクの誕生」)

戦時経済の分析は、国の財政とマクロ経済の分析ですが、なんか企業の事業分析と似てますね。 戦線を拡大して、中国にたくさんの資産を持ってる状態って、バランスシートがパンパンに膨らんじゃってる状態に見える。それが金を生み出してないので資産効率が落…

[]ここ15年で飲み方もずいぶん変わったものだ(「完本・居酒屋大全」)

居酒屋って行かなくなったなー、と思うんです。 大学生の時は和民やらなんやら、チェーン系の居酒屋にしょっちゅう行っていました。会社に入ってからは品川の駅前の汚い雑居ビルの汚い居酒屋にちょいちょい行ってました。 それが、最近は、ほとんど居酒屋に…

[]こうやって焼き物の世界にはまっていくに違いない

で、週末にPass the badonで買ったぐい呑みで磯自慢を呑んだのですが、やっぱこのお酒にはちがうぐい呑みの方が合うように思います。っていうか、たぶん、この手のグイ呑みは熱燗のお酒の方が合うのかな。 磯自慢は低温で作られた洗練された吟醸香が特徴で、…

Pass the batonでぐい呑みを買った

日本酒を飲むようになってから、ぐい呑みを色々と見ているんですが、なかなか気に入るものが無いんですよね。近所の割烹で日本酒を飲むとき、お酒ごとに片口とぐい呑みを変えてくれて、それがとっても粋なんですね。 この間、Pass the batonに行ったときに、…

[]平日の宴会で使うには良いお店かも(「あじる亭」赤坂)

昼にしっかりと食べたので、夜は家飯でも良かったのですが、まあ連休だからということで近場のこちらへ。 ここ、そういえば今の会社に入社した直後に研修の打ち上げか何かでつかったことがあるお店でした。セレブール(?)の系列店でワインは結構種類を持っ…

[]文句なしに名店。血液型A型(?)の几帳面系イタリアン(「リストランテ宿屋」:外苑前)

今一緒に仕事をしているケースリーダーが、「ここは本当に良いお店」というので、行ってきました。外苑前のイタリアン。 土曜日のランチだったのですが、確かにここは凄い。ケースリーダー、有難う。 どうして食べログで3.5点しかないのか僕にはまったく…

ベルギービールが東京に勢ぞろい

これは先週の週末の話ですが、お誘い頂いて行ってきた六本木ヒルズのベールギービールイベント。 これは中々でした。 9月に入って大分涼しくなってきたところで屋外でのビール。最高。 ブリュッセルの市内を観光した時、なんか不思議な形をしたグラスでみん…

[]生ハムメロンの新しい形

先週、麻布十番のビストロ・コテディアンで昼飯を食べたんですが、その時に前菜で頼んだのがこれ。 メロンのスープに生ハムを浮かべたもの。 これって、生ハムメロンですよね。 スープだけど。こういう発想、すごい好きだなー。

[]空虚さしか残らない戦争映画(「シン・レッドライン」)

「ツリー・オブ・ライフ」が個人的に刺さったので、テレンス・マリックの作品をさかのぼる旅へ。 この映画は太平洋戦争のガダル・カナルの戦いを舞台に、両軍の兵士の個人内面を描いた作品。 ストーリー性があまり無いところが「ツリー・オブ・ライフ」と良…

[]スカルプケアに行ってみた

近所を散歩していたら、Helsinki Formulaというヘアケアのお店を発見したので、週末にちょっと行ってきました。 ここ数年、体の色々な部分が急速に老化し始めているんですが、髪の毛もその一つ。 数年ぶりに人に会うと、まあ間違いなく「白髪増えたねー」と…

[]向上心について考える(「無能の人」つげ義春)

この石屋の人生は悩ましい。 結局、奥さんに泣きながら言われたように、彼は漫画を描くべきなんだろうけれど、そこに本人が確信を持てていない。だから石屋をやっているんだと思いますが、すでに子供も居て中年の域に入ってしまっている。 この先、彼は何を…

んー、こんなんだっけか"Calera Chardonnay Mt Harlan (2006)"

ちょっと前に赤坂のお店で始めてCaleraのChardonnayを飲んで、それがいい感じだったので大人買いしたChardonnayの一本。 結論から言うと、この一本は僕的には今一歩。 どこか一つ突き抜けた特徴があれば、すごく好きなワインになるんですが、バランスが良く…

[]ちょっと賢そうに発言できるようになるかも?(「微分・積分を知らずに経営を語るな」)

経営と数学の接点って結構あるんですが、微分積分の言葉で言うと、、、、、、ということを語ったのがこの本。 価格設定や在庫管理など、いまだに勘だけで決めている会社は考え直したほうが良いかもしれませんね。 とはいえ、別に微分係数が、、、、とか言わ…

[]疲れ眼にこれが効くらしい

先々週、ちょっと疲れ眼がひどいことになったんですね。 根を詰めてExcelをいじる必要があって、長時間Excelのマス目を見てたら、水曜日くらいから眼がしょぼしょぼ。木・金は、遠くのものがほとんど見えない度近眼状態になってしまい、金曜日までなんとか耐…

[]まさかの展開、、、(「酒たまねぎや:神楽坂」)

ちょっと驚きの展開。 このお店、神楽坂の駅から江戸川橋の方へ歩いたところにあるんですが、駅からも遠く完全に住宅街の中。 パッと見は場末の居酒屋なんですが、メニューを見てすぐに普通の店ではないことに気づきました。 (お酒) ・磯自慢 純米大吟醸中…

[]「鈍」な会社を「俊敏」企業に蘇らせる!

これは面白い本 色々な人と話をし、色々な会社の問題を考えれば考えるほど、「結局、経営課題の多くは組織デザインの問題に行き着くんだな」と思うことが多くなりました。 目に見える問題は様々なれど、原因を辿っていくといつも組織の問題にぶち当たります…

[]こちらが原作(つげ義春「ねじ式」)

つげ義春の漫画って、なんか終戦〜朝鮮戦争くらいの時代の雰囲気が色濃い。 これはねじ式の最初のコマで、主人公が海岸でメメクラゲに刺されて切れた腕の動脈を押さえながら彷徨っているシーンですが、飛んでる飛行機とか雲の具合が戦後のおどろおどろしさに…

[]ホルモンよりも一品料理の方が旨かったな。。(「好ちゃん」:飯田橋)

飯田橋のホルモン焼肉。本店は神田みたい。 そもそも焼肉にあんまり行かないので、ホルモンは食べても1年に1回食べるかどうか。下手したら数年に1回くらいしかホルモンは食べに行かないかもしれません。 ホルモンは臭みもなく美味しかったんですが、一品…

[]やっと買えた。。。("Calera"の白シリーズ)

これは、Divinoの山崎さんから教えてもらった白 Calera自体はちょちょい飲んでいるんですが、これまで飲んだのはすべて赤。 いつだったか、Divinoに行った時に「赤がメインですけど、CaleraってViognier出してるんですよ〜」という話を山崎さんから聞いて、…

[]麹町でよく行くラーメン屋2軒目だな(「そらのいろ」)

ここは比較的最近できた麹町のラーメン屋。 つけめん「つじた」のちょっと先にあります。つじははちょっと濃い目のスープですが、こちらは究極あっさり。ちょっと焦がしねぎの油が浮いているほかは、かなり脂分控えめで風味で勝負するスープ。 僕はこういう…

[]昭和ってすごい時代だな、と感じた作品(「蘇る金狼」)

今の世の中に生きる立場から観ると、とっても滑稽な話に見えます。 主人公の朝倉は、色々と犯罪に手を染めるわけですが、その動機付けが「社会でのし上がる」ということです。 滑稽なのは、その時に意識されている「社会」というのが「東和油脂」という企業…

[]日本酒の歴史がわかる(「ほんものの日本酒選び」)

昭和50年代に書かれた本なので内容は古いのですが、だからこそ今の日本酒がどういう発展の途上に有るのかということが良くわかりました。 大学の時に居酒屋で飲んで強烈な悪酔いをした日本酒が、どうしてあんなに不味かったのか。 今の吟醸酒がどういう技術…

[]原作よりもシュールなのでは???(「ねじ式」)

これは強烈にシュール。つげ義春の原作がそもそも夢の内容をベースにしているのでシュールになるのが当たり前と言えばそうなんだけど、映像を男を付けると、なんか原作と違ったシュールさが出てくるように思います。 貧乏さ加減が後退し、ダリっぽいというか…

[]シェアハウスに住むという選択肢を考える

まだちょっと早いんですが、次は何処に住むのが良いのか考えています。 で、ちょっと選択肢として考えているのが「シェアハウス」 5年くらい前に引越しをした時にも同じことを考えて、物件を探したんですが、当時はあまり物件の数が多く無かったんですね。が…