2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

[]「レトリックと人生」("Metaphors We Live By"G・レイコフ、M・ジョンソン 1986)

ジョージ・レイコフのメタファーに関する主要著作です。大学院時代の自分に最も大きな影響を与えた本の一冊で、このレイコフの話に着想を得て「非営利組織のブランド構築 メタフォリカル・ブランディングの展開」という本を2006年に書くことになりました。 …

[]豊饒の海(二) 奔馬 (三島由紀夫 1977)

春の雪とはうって変わって、奔馬の中心人物となる飯沼勲(松枝清顕の生まれ変わり、とされる)は純粋に国士として蜂起をして切腹をする方向に進んでいきます。 純粋さゆえの美しさ、もしくは死が付きまとうゆえの美しさ、といった雰囲気が文章の最初から最後…

[]なんだなんだ、台風か?

台風なんてものはUKにはありませんが、昨日・今日と非常に風が強いですね。天気予報を見ていないので何が起こっているのか詳しくは知りませんが、肌感覚としては南の海上から大きな低気圧が北上してきた感じ。 日本だと、しょっちゅうある天気ですが、UKだと…

[]「頭脳の果て」 (ウィン・ウェンガー、リチャード・ポー 1999)

最近、将来、教育産業で起業するような気がとてもします。根本的な興味が「発達」とか「学習」とか「熟達化」とかそういうところにあるんですね。 そういう意味では高校生時代の進路選択はきっと間違っていなかったんでしょう。教育学を専攻するために文学部…

[]Capellania: Marques de Murrieta (2004)

珍しくワインの感想を上げます。 Marques de Murrietaの白です。 珍しくRiojaの白。パッと見のボトルデザインが気に入ってで手に取ったのですが、「Riojaの白か。たまには良いかも」と思って買ってみて、多少冷蔵庫で冷やして飲んでいます。 VIURA100%で、…

[]4ヶ月で中国語はしゃべれるようになるか

というのを実験してみようと思っています。 日本の英語教育に対する恨み辛みがあって、無駄な教育法に対するチャレンジを身をもって実証したいという気持ちがあるのかもしれません。 語学を訓練する鉄則は下記のようなものだ、という前提を置いています。 <…

[]千本ノックは野球技術の向上に役立つのか

野球部ではないので知りませんが、千本ノックというのがありますね。守備練習だと思いますが。ああいう練習方法は技術の向上に役に立つんでしょうか? おそらくパターン化の練習だと思うんですね。 同じ課題を連続して何回も解くことで、その課題を認識した…

[]ムール貝のパスタ

っていうか、ワイン蒸しにしたムール貝の量が多すぎて(1kgって一人で食べるにはちと多いのです)、いっそのことならパスタに絡めればボンゴレになるんではないかと思って試してみました。 そしたら、やっぱりボンゴレになりました。 これで十分美味しい…

[]電気代問題、こんどこそ解決か?

非常に腹が立っているのでまた書いてしまうのですが、電気代問題、今度と言う今度こそは解決しそうな予感がします。 ものすごいクレームメールを書いたんですね。 色々考えたのですが、個人と会社というのは交渉するには個人に分が悪いと思うのです。「会社…

[]情報ソースを探す

日経ビジネスに「ドル崩壊 1ドル=50円」の特集が出ていますね。 正直、この時期にこの記事というスピード感覚はどうなんだろうと思うのは僕だけでしょうか。ドルが危ないという話はかなり前から出ていました。サブプライム問題が出始めたあたりから言っ…

[]で、試してみた結果、

なるほど これは悪くないんじゃないかと思いました。カランもオンラインの語学学校も。 カランメソッドの方は、お試し授業だったので、レベル1のものを受けてみました。英語のレベルは中学生ですが、それでも頭に負荷がかかりました。マンツーマンなので質…

[]カランメソッドをオンラインの学校で試してみる

カランメソッドという英語教授法があります。 これ、日本だとあまり見ませんが、ロンドンのそこらじゅうの英会話学校で採用されています。かなりメジャーな教授法です。 内容は単純なのですが、教師が例えば"Did you work last night ?"といった疑問文を2回…

[]スターシップ・トルゥーパーズ3

やっつけ仕事のように3本観てしまったのですが、このシリーズは酷いですね。スタートレックとかは、まあ青年から大人への成長とか、テーマとしては良くあるものだけど、もっと面白かったと思うんですね。 一体何が違うのか、と思ったりするわけです。 で、思…

[]スターシップトルゥーパーズ2

これまた酷い。 っていうか、「1」よりひどい。虫に脳を乗っ取られるっていう良くあるパターンで、それ以上でもそれ以下でもありませんね。 大学生の自主制作映画かと思った。

[]スターシップトルーパーズ

うわー、これはひどい。 世界設定がアメリカそのものになっていて、表現が露骨なので、アメリカの帝国主義的な傾向に対するアイロニーだと思いますが、それにしてもアメリカ色一色ですな。 なーんにも考えずに観られる映画なので、らくっちゃらくですが、そ…

[]Ghost in the Shell Innocence

立て続けに続編の方も見ました。 映像技術の進歩というか、こちらはCGがすごいことになっていますね。続編の方はデカルトっぽい命題に寄っていますが、それにもまして映像の世界設定が非常に中華世界になっているのが面白いですね。 アンドロイドより何より…

[]イギリスに居るのに何でそんなことするの?と聞かれるんですが、

語学で苦しむ日本人は多いと思うのですが、自分も例外ではなくて、これが結構困っています。 ざっと見渡して、やはり日本の人の英語のレベルは他の国から来ている人に比べて極端に低いですね。まあ、言語体系が違うのだから当たり前と言えば当たり前なんです…

[]Ghost in the Shell (甲殻機動隊)

さっき、Waitroseに買い物に行ったのですが、ムール貝が1キロ3ポンドくらいで売っていて、久々にワイン蒸しにして食べています。 旬なのか、とにかく身が厚くてちょっと食べただけで満腹になってしまいました。 さて、甲殻機動隊。義体、電脳、ネット、と…

[]パノラマ写真っていうのは

人間の通常の視界は50mmレンズの画角とほぼ等しいと言われていますが、印象的にはこれくらいのパノラマの画角が、普段見ている風景と等しいように思います。 目は動くからね。 写真はフィレンツェ。

[]この手の仕事は向いているのか向いていないのか

昨日、今日、とかなり時間を取られている仕事があって、Excelのデータベースの修復なんですが、これが結構大変。 売上のデータは別にSAPで持っていて、ここから引っ張ってきたデータを国別とか商品別とか、あとはちょっと色々な関数をかませてKPIの計算をさ…

[]すが原(阿佐ヶ谷:蕎麦)

なにせ蕎麦好きなもので。 これはこの間の日本出張の時にふらっと行った阿佐ヶ谷の蕎麦屋ですね。神楽坂の蕎楽亭に行ったんだけど、運悪くお店が休みで、急遽中央線で阿佐ヶ谷まで行ったわけです。 脱サラしてお店を開いたとのことで、そういうのあこがれま…

[]どうして大人には夏休みが無いのか

最近、世界の多極化関連の話を聞きすぎているせいか、中国語学校の検索をちょくちょくしています。 で、思うんですが、大人にはどうして夏休みのような長期休暇が無いのでしょうか。 長期で休暇を取る、というと、まあ会社勤めをしている人の場合はせいぜい…

アメトーク

アメトークってDVDで出てるんですね。日本に帰ったときに思わず買ってしまった。 が、一巻3990円って高いすな。4番組くらい収録されているので、1番組あたり約1000円。ちょっと高いねー。しかし、TSUTAYAでは結構売れているようでした。 帰りの飛行機…

[]電気代問題

電気代の請求が2300ポンド来たという話を前にしましたが、その後色々ありまして、今日また2300ポンドの請求書が届きました。 こんなにひどい会社は無いと思うんですよね、いくらなんでも。ちなみに、E・Onという会社です。確かドイツ系の会社なはずなのです…

[]BCG戦略コンセプト (水越豊 2003)

PPMやエクスペリエンスカーブやタイムベースやら、BCGのフレームワークはかなり一般化していて、普通の経営学の教科書に載っているので、すでにおなじみになっていますね。 僕もこのあたりの知識を仕入れたのは、学生時代に読んだ榊原さんの「経営学入門」で…

[]極端に体調が悪い

原因不明でこれだけ調子が悪いと、ちょっと心配になりますね。 免疫力が落ちているのか、とにかくちょっとでも体を冷やすとすぐに体調に変化が出ます。ストールとマフラーは欠かせず。今日は恥も外聞もなく、腹巻を装備して会社に行ってみました。 胃と腸の…

[]最強国家ニッポンの設計図 (大前健一 2009)

大前さんの本を読んでいると、「また読んでるの?」と言われるのですが、大前さん、最近ちょっと変わってきたように思います。 数年前の著書と比べて過去の自慢話が極端に減っているし、主張が世界の多極化を前提とした論者の主張と似てきています。 施策と…

[]OASIS (2002)

これはすごい。 社会不適応者と身体障害者の恋の行方、というかなり極端なストーリー設定なのですが、最終的に伝わってくるのは普通の韓国社会のありのままの姿です。 平田オリザが「演技と演出」という本の中で、「標準的な動作を繰り返しても、相手とのイ…

[]バトルロワイヤル (2000)

教育に関する問題というのはかなり複雑で、学級崩壊のような現象がなぜ引き起こされるのか、に関しても様々な説があります。(教師の社会的地位の低下や、教育と天皇制との関係など社会学的な考察もあれば、教師の学級運営技法や学習障害児の存在など教育学…

[]経営思考の「補助線」 (御立尚資 2009)

御立さんはBCGの日本代表の方ですが、この人は良いですね。 蓄積された「教養」が経営課題解決の場面で示唆をもたらしていく様子が読みやすいコラムの中にちりばめられています。 賢人、、というか。そんなことを感じる本です。