[]PhatPhoto 2006.Jan-Feb

75ea921c.jpg





2005年反省会。がんばったな〜ということもありますが、今一歩だったな〜と思うこともあり、「今一歩」三本指に入るのが、シャシンです。



今年はシャシン学校にもちこっと通い、学ぶところは確かにあったのですが、付きぬけ感がまったく無かった。 それが問題。



ハービー・山口という写真家が居て、今は見た目はホントウにおっさんなわけですが、このおっさんの若いときの写真が刺さるんですよね、僕に。



ちょうど、今号のファットフォットにエッセイを書いているのですが、







”きっかけは20歳のとき。公園でバレーボールをしている女の子を撮らせて貰っていたら、ボールが僕にぶつかりそうになって危うくよけた。その瞬間に、その女の子が「ぶつからなくてよかった」という優しい表情を見せたんです。そのとき、はじめて他人の優しさに触れた気がした。「この瞳を世界中旅して一生撮り続けよう」と決めたんです。”





なんだそうで、ポートレートがほとんどなのですが、70年代のロンドンに着いたばかりのころの近所の人々のポートレートも刺さるし、80年代のポップカルチャーポートレートも刺さる。 何気ないしぐさや表情なんだけど、角が無くて緩い感じが出ているんですね。



純粋にすごいなーと思います。





2006年もシャシンは続くわけですが、自分の腹に落ちるポートレートが撮れるようになりたいと思います。 これはもうホントウに。