[]2008年の行動指針

いやはや、年明け早々ドタバタしてしまいました。



ドタバタっていうか、風邪だったんですけどね。31日の夜くらいから調子がおかしくなってきて、1日は完全ダウン。その後もちょっと調子が悪くて、変な意味で寝正月になってしまいました。



ただし、熱が出ただけで、後は別に調子悪いということではなかったので、風邪というか精神的なものなのかもしれません。





さて、例年通り2008年の行動指針を書いておこうと思います。色々考えたのですが、今年は「舵を切る」にしようと思います。。。あ、いや、間違えた。「舵を切った」です。過去形です。



船は舵を切ると針路が決まります。途中に障害物が無い前提では、現在地点と目標地点の2点を結ぶ直線が(ユークリッド幾何学上は)最短距離ということになるので、その直線上を寄り道せずに進むことになります。



去年までは大きく方向を決めて、色々と蛇行を繰り返しました。良く言えばモラトリアム、悪く言えば時間の無駄。



寄り道も蛇行も大好きなのですが、今年は何せ舵を切っ「た」ので、今年は真っ直ぐ前だけを見て進もうと思います。





中期スパンでは、やはりアカデミックな人生の選択肢を実現可能な状態にしたいと思います。これは、知識の吸収→醸造→表現、というサイクルが最も回しやすいのがアカデミックな立場であるという理由と、あとは特定の領域の人達とのネットワーキングを作るのに必要という理由から。



アカデミックな場所(例えば学校とか)に行くということでは必ずしも無いのですが、まあ今の延長線上の人生で無いことも確か。少なくとも、何があっても自力航海できる燃料だけは蓄えておこうと思います。





短期的にはサロン的な人になることを恥じず、恐れず。切れ味鋭い発言をしてこその知識職業人なのですが、自分は世の中の森羅万象について意見を持つほど優れた頭脳を持っているわけではないので、分野を絞り、得意とするフレームワークを絞り、深く深く。去年までは結構どうでもいい本も読み散らかしましたが、今年は温故知新で、古典と、今まで読んだ本の中で繰り返し精読すべきと思っているものたちを中心に読んで考えていこうと思います。



サロン的な人っていうのは、なんとなくの自己定義イメージ。どうもこうサロンっていうと、口先ばっかりでひ弱っぽくて皮肉っぽい、というネガティブイメージがあるのですが、同時にサロン的自分をイメージすると、切れ味鋭い発言をする人でなくてはならない、という自己定義がされます。センスを研ぎ澄ませて目の前の現象に立ち向かう姿勢を維持するには良いかと思うんですな。





ま、細かい行動計画は去年のものとほとんど変わりありません。









「3割余力主義」



一杯一杯まで仕事を詰めない。突発的な事象、根本的な問題解決のための時間、を取る為に常に自分の器の3割は空けてあるイメージを持つ





「お尻主義」



いや、別に変な趣味の話ではなくて、お尻(=締め切り)のことです。上の話にも関わってくるんだけど、締め切りを守ることにプライオリティを置くとスピード感が生まれるので、余力が生まれてきます。仕事をする上ではこれがとても大事。ただ、同じことをプライベートでもやりすぎると、なんか人生疲れてきそうなので、そこはバランスを取りたいですが。





「週末優先予約主義」



週末は勉強の時間。絶対に仕事しない。先にその他の予定を入れてしまう。週末働けない制約条件の基で平日のスケジューリングを行う。精神衛生上も週末仕事をするとおかしくなることは過去5年間経験済み。





「手帳主義」



本当は横に人生のアドバイザーとかコーチが常に付いていてくれると良いんだけど、そういうわけにも行かないので、セルフオーガナイザーとしての手帳がとても大切。朝起きて、会社に付いて、お昼の後で、帰る前に、夜寝る前に、去年以上に手帳と対話をしていきます。





「アウトプットにならないインプットはインプットとして認めない主義」



これ絶対に正しいと思う。知識のインプットをしたら、同時に必ずアウトプットを残す。しかも切れ味鋭く。





「多読⇔精読主義」



これは語学のことではありません。(語学も一緒だけど) 多読する人(映画とか本とかを観・読み散らかす人)は多いけど、本当に重要だと思ったものは何度も何度も舐めるように読んだり観たりするべき。これが同時に出来るととても良い。





ボキャブラリー重視主義」



これも語学のことだけではありません。外国語でリスニングが出来ない90%の理由はボキャブラリーが足りないから。スピーキングは言うがもがな。外国語に限らず、世の中のすべてのことも同様。知識を「記憶する」ことを意識的にやっているかどうかが、「理解する」「表現する」のどちらにもとても重要。





「ジャーナリスト主義」



これは質問をする力のこと。良い質問は自分の理解を深める上でも、相手の理解を促す上でもとても大事。経験的に、良い質問だなーと思う質問には「本質的なことを聞いている」ものと「背後にある意図や構造を突き止めている」ものがあるように思います。自分の今聞いている質問がどっちの部類に入るのか、わかった上で口を開くべき。





「新しいスポーツ開始主義」



主義でもなんでもないや。とにかく今年ひとつ新しくスポーツ始めます。





「ヨーロッパ主義」



僕、別にヨーロッパ大好き人間でもなんでもないのですが、これからちょっとの間ヨーロッパに居るのは事実なので、ヨーロッパでしか出来ないことをやることに優先順位をつけたいと思います。





ま、そんなんで。 とにかくですね、いろんな人の話を聞いたり、自分の意見に批評を貰ったり、そういう機会をとても大切にしたいと思う今日この頃なので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。