ポジションが人を育てる
最近、キャリアのことを良く考えます。
赴任してそろそろ2年という時期のせいなのかもしれませんが。次の成長サイクルに入りたい、というのがほぼ唯一の希望で、その為には新しいポジションを模索することが最適解のように思うのです。
商売は戦争のメタファーで良く捉えられます。ビジネス書で必読書の一冊にあげられている「失敗の本質」とかマーケティングの領域でたまにフレームワークとして出てくるランカスター戦略とか、座右の銘としての孫子などなど。戦争を捉えるフレームワークをビジネスに応用しようとする考え方はごく普通に受け入れられていますね。
自分は戦を仕掛けて勝てるのか。
単純な質問ですが、これに答えるのは難しい。それは自分が自分の戦をしていないからだと思います。
「他人事感」
これは疫病のようなもので、これにかかると一切の個人の成長は止まります。戦は下手をすれば命を落とすけれど、ビジネスでは命を落とすことは稀で、これが生みの苦しみを味わった自分のビジネスでないときはなおさらです。戦争のメタファーがビジネスに適用しきれない理由はここにあると思います。戦争は他人事で始まりますが、参戦した以上は他人事では済まされません。油断をすれば命を落とします。
自分は他人事感を感じつつ仕事をするのはごめんです。
下手をすると肌を切り裂かれそうな緊張感を持って仕事をしたい。その為には販売なら販売の、生産なら生産の、戦略立案なら戦略立案の、現場感を持って仕事をしたいと思います。
次のポジションに移る時期かな、と思います。