[]とりあえず、新しい仕事をして気づいたことは?





世の中、自分の知らないことだらけだな、ということですね。



当たり前っちゃー当たり前。



でも、この話はこの先が大事で、知らないことは一杯あるんだけど、そのうち結構の割合のことは、ちょっと調べれば判ることだったりする、ということにも気づきました。



世の中、情報は断片的に転がっているので、一つ一つを見るだけだと全体像が見えません。けれど、意識して多面的に物事を見ようとすると、見えなかったことが見えてきたりします。



例えば、企業の現状を見るときに、新聞や雑誌で人が言っている二次情報を短期間で大量に集めてきて、横串で刺して見るとちょっとその業界の全体像がぼやっと見えてきますよね。



それに加えて、有価証券報告書を読んだり、その他の経営数字を集めてきて、上で見えた全体像と数字を照らし合わせてみると、よりその企業の現状が見えてきます。これを競合他社の分も集めて見てみると、さらに状況がクリアーになる。



あとは、時間はかかるけれど、ピンポイントで掘るポイントを決めて、もっと細かい一次情報(インタビュー、観察、実験、調査、など)をかませると、リアリティがどんどんあがっていきます。





情報の海でおぼれずに、狙った魚を銛で突いて取ってくるようなリテラシーってとても大切だと思うんですが、これを鍛える機会ってよっぽど良い教育環境に居ないとなかなか得ることが出来ませんね。



僕は大学、大学院の時の環境がとても良くて、かなり勉強になったのだけれど、会社に入ってからはあまり進化した記憶がありません。別の勉強はたくさんしたけれど、アドミ仕事が結構多いと、意識がそっちの方に持っていかれる傾向がありました。で、新しい仕事になってまた、この手の情報リテラシーが求められるようになりました。めちゃめちゃ勉強になるんだけど、基本スキルとして安定していないものがたくさんあるので、今は結構苦労をしています。



まー、でも、当たり前のことを言うだけでは生き延びられない時代では、こういう自分の鍛え方はとても大切だと思っています。なので、今の苦労はありがたい苦労だと思って日々精進をしています。