[]Kindle vs iPad :PDFリーダー使い勝手比較

KindleをPDFリーダーとして使い始めました。



自炊した本のPDFファイルはすべてiPadに入れていて、i文庫HDで読んでいるんですが、やっぱりバックライトを長時間見続けなければならないのが心配なんですよね。



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購入したのは、最近発売になったWifiモデルのもの。

ヒースロー空港で買ったんですが、86ポンドでした。

アメリカ本土で買うともっと安いみたい。



本体はプラスチック製で軽く、特殊機能はほとんど搭載されていないシンプルな機種です。



で、早速PDFを入れて読んでます。 iPadとの比較だと「良し悪し」という感じ。電子ペーパーの特徴なのか、それともKindleのこの機種の特徴なのか、良くわからない部分もあるのですが、使用感まとめておきます。



iPadよりも優れた点>



・薄くて軽い

圧倒的に携帯性に優れます。PCとiPadを鞄に入れるとめちゃめちゃ重くなりますが、このKindleならばまったく苦になりません。iPadだと重いので、移動中に立ちながら読むのは結構辛いんですが、Kindleは問題なし。文庫本よりも軽いので片手で持って読むことができます。



・目が疲れない

電子ペーパーなのでバックライトを見続ける必要がなく、目がチラチラしません。ただ、この機種の固有の問題なのか、視認性に関しては後述する問題があって、目の疲れ度合いではiPadとあまり変わらないかもしれません。



・異常に長い電池の持ち

Wifiをオフにすると1ヶ月充電が要らないそうです。電池のもちに関してはほぼストレスフリー。





iPadの方が優れている点>



・容量の大きさ

これは、機種の問題だと思いますが、このKindleはメモリーが2GBしかありません。PDFファイルって結構重くて、大体15MBから重いものだと200MBくらいになってしまいます。なので、自分のすべての本をここに入れておくわけにはいかず、30冊程度を入れておいて必要に応じて本の入れ替えをすることになります。



・文字つぶれの少なさ

電子ペーパーのせいなのか、機種固有の問題なのかわかりませんが、このKindleは結構文字つぶれします。ズもともとのPDFファイル上では文字つぶれしていないので、ソフトウェアの問題のように思います。文字の視認性に関しては、今のところiPadの方が優れています。ただ、コントラストを最大に高めれば、大体の文字は読めるようになるのでKindleもぎりぎり実用には耐えます



・ハイライト機能の充実

これは機種のソフトウェアの問題。このKindleは日本語のPDFのハイライトがほとんどできないようです。横書きと縦書きの区別がついていないようなので、縦書きの文をハイライトしようとしても、横にしかハイライトが動かない。iPadのi文庫HDはそこは問題ないし、ハイライトをEvernoteに飛ばすなど機能も充実。





というわけで、しばらくは読書に関しては使い分けをすることになると思います。いずれ、PDFではなくて全ての本が電子書籍フォーマットで提供されるようになったら、読書はKindleで行うようにすると思います。できるだけ目に負担がかからない方法で読書はしたいので。



それまでの間は、参考書等、机に座って数時間読むのであればiPad。移動中にちょっと読みたい程度であればKindleというように使っていこうと思います。





(参考)

Kindleでの文字のつぶれさ具合

・濃淡ができちゃってて、一部読みにくくなる文字が出てきます

コントラストを「濃」に修正してある状態



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