[]英語落語の効用

元旦に決めた今年の挑戦の一つがこれ。

「英語落語」を習うこと。



1月から習い始めて、3か月で話を一本覚えました。

発表会にて軽く成果を披露。



学生時代にコンサルティング業界出身の教授に何度か聞いてたんですよね。「落語はとても勉強になる」という話。 いつかやりたいなーとは思っていたんですが、今年、社会人10年目で一念奮起して習い始めました。



で、思ったんですが、落語は確かに非常に勉強になる。これ、かなり良いので、簡単にその効用をまとめておこうと思います。



ちなみに、僕が習っているのは「英語落語」。言語は英語なんですが、題材は普通の古典落語です。プロの落語家さんだと、桂かい枝さんが有名だそうです。



英語落語を習う効用は、大きく3つ。1つを習うだけで効用が3つもあるので、これぞまさに「一石三鳥」な習い事だと思います。



<英語落語効用のまとめ>

1.表現の訓練になる

  ・メリハリのつけ方

  ・表情、声の出し方、目線、会話の統合

2.英語の発話訓練になる

  ・明瞭な発音

  ・ピッチの上げ下げ

3.外国人に受けるネタストックになる

  ・日本の伝統芸能

  ・笑うポイントは割と万国共通





<詳細>

1.表現の訓練になる



まず、落語は表現の訓練になります。独演でストーリーを観客に伝えなければならないので、かなり表現にメリハリを付けないとならない。登場人物も複数人以上になので、高速で表現を切り替えてメリハリが付いていないと内容が伝わりません。



で、それを実現するために、顔の表情、声の出し方、目線、会話の間の取り方を、上手い具合にコントロールする必要があります。



これが非常に表現の訓練に有効。落語に限らず、日常会話の表現にも良い影響が出るように思います。





2.英語の発話訓練になる



この落語を英語でやることで、英語の発話が鍛えられます。



ストレス無くストーリーを伝える為には、相当わかりやすい英語を話す必要があります。



そもそも、落語はパントマイムのようなもので、何も無い空間にあたかもモノがあるように見せないとなりません。観客の想像力を上手く引っ張り出さないとならないので、発話が明瞭じゃないと観客は発話を理解する方に認知力をとられて想像力が出しにくくなります。



具体的には、発音と、それからピッチ。



日本語は母音も子音も数が少ないし、ピッチがフラットな言語なので、その習慣を相当取り払わないと英語は伝わりにくいということがよくわかります。





3.外国人に受けるネタストックになる



落語は、ストーリーの構造とその脚色で笑いを取るので、世界共通で笑えるようです。

何か日本的なものに軸足を置いて世界に通用するものを持ちたいとずっと思っているんですが、英語落語はこの目的にぴったり。





そんなわけで、今年はもうちょっとこの英語落語を続けていきたいと思っています。



とてもお勧め





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