[]女は女である

「女は女である」



これは強烈。


残念ながら、この映画のテイストの乗りについていくのは、僕にとっては至難の業でした。 まー、みごとにからっからに乾いた映画でした。


こういう映画についていけないところから、自分と言うものがよくわかりますね。


「登場人物が歌わないミュージカル・コメディ」なんだそうですが、アンナ・カリーナを一生懸命可愛く表現した映画なんじゃないかと思いますね。


後ろで流れている音楽が、ディズニーアニメばりにころころ変わるんですよね。で、その曲がシーンの心情をそのままずばり表現している、と。 


何せ大げさ!!


その辺からが乾いて感じる原因ですね。 女の子の可愛さとばかばかしさって湿っぽさのかけらも無く伝わって来ますね。「あっけらか〜ん」とか「ぽか〜ん」とか、そんな感じでしょうか。


しっかし辛かった。 体調がおかしくなりましたよ。


ベルリン国際映画祭
1961年 銀熊賞 女優賞(アンナ・カリーナ