[]みなさん、さようなら

大阪国際空港」と「関西国際空港


大阪から羽田へのチケットの手配をしたら、なんと関空からの便を予約していました。 

大阪から帯広へは直行便が無いため、どちらにしても羽田で乗り継ぎをしないとならないのですが、関空は遠い。。。 尼崎で仕事を一つ終わらせて、そのまま帯広への移動だったので、伊丹(=大阪国際空港)からの便で行けばよかった。 しかし、伊丹は国際便ないんじゃないか? なんで「国際空港」なんだ?



みなさん、さようなら


フランス系カナダ人で歴史選考の大学教授が、病による死を受け入れていく過程を描いた作品。


とにかく、台詞と、時折挿入される音楽が素晴らしい。


犬猿の仲にある息子と、妻、友人達と最後の時間を過ごしていく中で、本人と本人を取り巻く人々の心理が微妙な変化を遂げていくのですが、その心理変化が非常に繊細で微妙なのですね。 綱渡りをするような微妙な変化を、台詞が上手く表現しています。


例えば、、、

無痛治療のため、息子がコカインの入手と父親である教授のケアを幼馴染のヤク中毒の女性に頼みます。 その女性と教授との会話


教授)年老いていくと、自分のいとしい人生に執着を始めるんだ
女)あなたは過去のことばかり話すわね。
女)でも、過去はもう死んでいるのよ。




教授が、最後の場所として選んだ湖畔の友人の別荘へ向かう車の中


教授)、、、まだ受け入れられない。 自分が死ぬと言うことが。。。死ぬことの意味が見つからない!




最後を迎えた朝、父親から息子への遺言


教授)子供を作れ! おまえのような子供を作れ! それが遺言だ



「死ぬ瞬間」を思い出しました。 自分が死ぬ時のことを考えました。綺麗な映画です。


2003年のカンヌ映画祭 脚本賞/主演女優賞
第76回アカデミー賞 外国語映画賞