[]マルコムX

休みが終わった瞬間に、大量の業務が待ち構えてしました。


業務を「サーフ」する感覚(=スピーディーに業務をこなしていく感覚)って、嫌いじゃないんですが、やはりプライベートが少々削られてしまいました。



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マルコムX」


今の時代、ブラック・カルチャーは、どっちかと言うとクールなイメージで捉えられていて、文化に値段をつけるとすると、結構良いお値段で売れると思うのですが、これは政治的にブラックが買い叩かれていた時代の話ですね。


この時代のすごいところは、スピーチの持つ価値が異常に高いということでしょうか。政治的なスピーチは、ゲッペルスもそうでしたが、?具体的な負の問題状況を、?韻を踏みながら、?3回繰り返す、という共通点したスピーチ構造を持っています。

「白人によって我々の歴史は〜」、「白人によって我々の文化は〜」、「白人によって我々の家族は〜」という感じの構造ですね。

それが妙な高揚感をかもし出して、扇動する人物の支持に繋がって行くようです。


映画を見る限りでは、マルコムXのパワーの源泉は、その卓越したスピーチ能力にあるように見えますし、結局暗殺されてしまったのも、その反動のように見えます。


正直、この映画だけでマルコムXを理解することは出来ませんが、デンゼル・ワシントンのスピーチが非常に上手い(=かつ似てる)ので、見る価値はあると思います。