[]ニューオーリンズトライアル
「ニューオーリンズ・トライアル」
来た! 久々のひどい映画!
銃の乱射事件で夫を失った妻が銃器メーカーを訴える裁判を舞台に、陪審員制度の影の部分を描写した作品。
正直途中から見てられなくなりました。
「陪審員制度において、本当に公平な判断がありえるのか?」という社会問題の問いかけをしておいて、最終的に観客にカタルシスをもたらす「悪人:銃器メーカーの法廷コンサルタント」⇔「善人:原告に勝訴をもたらす陪審員9号」という勧善懲悪の構図を持ちこんでいるのが気に食いません。
観客は結局エンディングにおいて、悪が退治されてすっきりしてしまうのであり、結局陪審員制度ってどうだったんだっけ?という問題定義があったことすら忘れてしまいます。
さらにひどいのが役どころの意味わからなさ。原告側の若手法廷コンサルタントなんて、最後にはどっかに行ってしまい、何のためにこの役が必要だったのかすらわかりません。
いや、ほんとひどいわ。時間返せ〜。