[]カッコーの巣の上で(1975)
若きジャック・ニコルソン
60年代の精神病棟での小さな反乱。
残念ながら、観たタイミングが悪かった。婦長(ルイーズ・フレッチャー)結構可愛いな、とか思っている段階で、もはやこの映画をどうこう言う資格は僕にはないですね。
今はどうなのかわかりませんが、昔の精神病棟の気味の悪さは良く出ています。
看護側は献身的に治療に当たっている意識で居るんでしょうが、なんかずれてる。妙に支配的で強制的。 電気治療やら脳手術やら、一度入ったら出られなさそうな場所として精神病棟が描かれています。
今はどうなんでしょうね。
カッコーと言えば、他の鳥の巣に勝手に卵を産み、元居たひな鳥を巣から蹴落として、「養子」として育てられる習性を持つ鳥で有名ですよね。
労働刑務所から、心を病んでいると偽って入所してきたジャック・ニコルソンがカッコーなのか、偽装を認識しながら「自分の子」として育てようとした婦長がカッコーなのか。
面白いメタファーですね。
1975年アカデミー賞
□作品賞
□主演男優賞 ジャック・ニコルソン
□主演女優賞 ルイーズ・フレッチャー
□監督賞 ミロシュ・フォアマン
□脚色賞 ローレンス・ホーベン