[]父、帰る (2003)
しかし、ほんとに親子関係の映画多いっすね。
12年ぶりに帰ってきた父親、兄弟と父は旅行に出るのだが、、、
111分のストーリーの中で、ほとんど「理由」が語られない映画です。父親の自然の中で行きぬく術と、父が何をしたいのか分からない中で、戸惑いから嫌悪に変わっていく兄弟の心情しか語られません。
結局父親がなぜ帰ってきたのか、なぜ兄弟を旅行に誘ったのか、島で掘り返していたのは何か、など、何一つ「理由」が分からず、父親は湖に沈んでしまいます。
なんだったんだろうか、あれは。。。
ストーリーの紆余曲折は無いのだけど、最後まで飽きずに見られたということは、結構よい映画だったということなんでしょうかね?
カメラワークは、被写界深度とピントの移動を多用する撮り方をしています。こういうの、なんかロシアっぽく見えるんですけど、気のせいでしょうか。
2003年 ヴェネチア国際映画祭
□金獅子賞 : アンドレイ・ズヴャーギンツェフ
□新人監督賞 : アンドレイ・ズヴャーギンツェフ