[]"The Apprentice"を観てたら自分に足りないものがわかった

今更、と言われるんですが"The Apprentice"を毎週観ています。



これ、アメリカ版が元でイギリス版は同じ形式のものをイギリス人中心でやっています。



最初16人の候補者でスタートして、毎週2チームに分かれてビジネスタスクで優劣を競うんですが、負けたほうのチームの誰か1人が"You're fired !(おまえ、くび)"と言われて去っていきます。最後残れるのは1人だけで、優勝するとSir Alan Sugarの会社で6桁の給料のポジションで雇われるというリアリティ番組です。



英語の勉強にもなるし、内容もビジネスで面白いし、あと、負けたチームの責任の押し付け合いの痴話喧嘩がすごいので面白くて観てたんですが、今週(第10週)のものはなんか妙に勉強になりました。





↓最後の場面。全部観たい人はBBCのHPで観られます。(英国内のみかな)







結局ハワードがFiredされたんですが、彼に欠けていたのは、目に見えるPassionとRiskを取らない姿勢、と評されていました。



プロジェクト全体をオーガナイズする能力や状況を分析する能力は、この時残っていた6人の中ではかなり高い方だったのですが、それよりもマイナス点を重視される結果となりました。



なるほど、と。



この話は自分にも当てはまる。



Leadership、Passion、Risk Taking という3つの要素は完全に一致するわけではないけれど、お互いにかなり関連性の高い要素だと思います。そして、その関係は、



Risk Take → Passion → Leadership という因果関係の順番に並んでいる気がする。リスクをとってしまったがゆえに、必死=情熱的にならざるを得ず、その結果、周囲を巻き込むリーダーシップを発揮していく、という関係です。



仕事の中で自分は分析は一杯やっていて、潮の目を見るようにビジネスのストーリーの流れは追っているけれど、リスクを取るべきと見えた局面で充分にリスクを取ったかどうか、ということを非常に反省しました。



サラリーマンにとっては、リスクは取るよりも避けることを考えた方が賢い選択肢です。「沈黙は金、雄弁は銀」とはよく言ったもので、サラリーマンは毎月の給料を守ることで継続的に便益が入ってくるように出来ているので、その状態を脅かす一切のリスクは避けることが懸命。



この習慣に相当染まっている気がしてならない。



潮の目は見ているのだから、後はRiskを取るか取らないか。それはトリガーのようなもので、一度そのトリガーを引いたらあとはオートマティックに違う展開が開けるような気がします。



ま、そんなんで大変勉強になる番組なので、観てない方は是非。ついでに、どっかのPubでアプレンティス談義でもしましょう。これまた今更だけど。