[]パリのユニクロに行ってきた

パリのユニクロ、どんなもんなのか気になっていたので街歩きのついでに行って来ました。時期的に良く売れる時期ではあるのですが、周りの競合店舗と比べても良く人が入っていたし、売れているように思いました。実際の売上データを見たわけではないので勝手なことは言えませんが、ロンドンの店舗よりもパリの店舗の方が繁盛している印象がありますね。



同期のねーさんがユニクロに去年転職して、ここのパリの店舗の立ち上げの仕事をしていたこともあり、どんなもんなんだろうかと思っていたのですが、まず立地がすごいですね、これは。 (↓左がガルニエ)







DSC00558








オペラ・ガルニエのすぐ裏で、ショッピング街に近いこともあり、買い物客のトラフィックが非常に多い。ディスプレイも凝っています。玄関のネオンボードなど、建物と地域の重厚な雰囲気を壊さず、ブランドとしてのエッジを立たせようという努力を見ました。 





DSC00560








ただ、店内の展示と在庫の持ち方はもうちょっと工夫が必要かなとも思いました。 +JのコーナーはXLとLが非常に多く展示してありましたが、これは在庫の持ち方としてはどうなんでしょうか。コートに無駄毛が一杯ついていたり、と、まあ客が多いのでしょうがないのかもしれませんが、メンテナンスをしたほうが良いようにも思いました。





DSC00559






ユニクロはこれから世界展開を加速していくのだと思いますが、ヨーロッパであればアングロサクソン/ゲルマン系の国よりもラテン系の国の方が上手く行くような気がします。食事なんかを見ていても、ロンドンの和食はWagamamaやらYo!Sushiやらに見られるように、日本のものをそのまま受け入れることに抵抗があるようで、現地へのアレンジが必要です。それに対して、パリは日本にある和食が(質が高ければ)そのまま導入しても現地のお客さんがちゃんと入るように、日本のものに対する寛容性があるように思います。 多様性に対してオープン、というか。



なので、次はミラノなんて良いんじゃないでしょうかね。パリ、ミラノ、バルセロナ、と下からヨーロッパを攻めて北上する作戦なんてどうでしょうか?