[]シェアハウスから、将来を考える





「シェアハウス」というものが最近増えてきたそうで。



これ、昔で言う長屋に近いですよね。一応、世帯別に部屋は独立しているんだけど、キッチンなど共同で使うスペースがあって、ある種のコミュニティになっている住み型ですね。



ちょっと前まで、実はこういう生活スタイルが良いなあと思っていました。今はちょっと荷物が非常に多くなってしまったのと、仕事の関係で独立した家に住む方が便利なのでそうしていますが、根本的には悪くないと思っています。



けど、これ、どういう理由で増えているんでしょうか。



社会のつながりの回復なのか、それとも経済的な理由なのか、将来の無縁社会へのリスクヘッジなのか。



NHK無縁社会インパクトが非常に大きかったので、なんかそのリスクヘッジが背景なように思いますね。



人口構造的には高齢化社会になるわけですが、今の日本の状態だと、そのネガティブな側面だけが意識をされていて、ポジティブな高福祉国家になる筋道が見えていません。



僕は原因は社会保障制度と国の財政(と年金)がまったくもってバランスしていないので、将来の国が信用できない、ということが最大の問題だと思っています。



ベーシックインカムが導入されると、確かにシェアハウスのような生活を選べば、死にはしないと思います。なので、将来の不安は無くなってポジティブに社会が動くかもしれない。(でも、これ、国民に一人当たり7万/月保障すると100兆円弱かかるので、本当に財源の手当て大丈夫なんだろうか、と直感的には思う)



H&Mがアパレルの売り上げ規模で世界トップになったそうですが、高齢化社会でも、社会をうまく回せば次の世代の活力=国の活力は高めることが出来るはずです。



今この瞬間の国の舵取りがとても重要に思います。