[]笑いは題材からではなく、話の展開の意外性から来るらしい

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なんばグランド花月に行ってきました。



東京でもヨシモトの舞台は観られますが、東京に居たとき含めてもヨシモトの舞台を生で見るのは初めて。



予定して行ったのではなくて、ここの目の前にある蕎麦屋に行った帰り際に寄ったらたまたま演目開始の15分前で立ち見の席なら空いているというので興味本位で観劇。



漫才師っていうのは凄いですね。舞台って色々な人が観に来ていますが、関係なく笑いを取ります。老若男女を等しく笑わせないとならないので、必然的にネタは似通ってきます。大阪と東京、中学時代の話、下ネタ、など。 この日も2組が同じテーマでネタを作っていました。



語られつくされたような題材から笑えるポイントを作って、それを面白いテンポで話すっていうのはすごいなあ、と思ったのですが、よくよく考えたら、何について話をするか(=題材)って話が面白いかどうかとはあんまり関係が無いですね。笑いが起きるポイントをよくよく観察してみると、観客は話の内容に笑っているのではなくて、話の流れの意外性に笑っているように思います。



「え、なんでここでそんな話が出てくるん?」、「それはないわー」みたいな意外性。ある話とある話を繋いだときに、「そりゃ変だ」とおかしくなっちゃう話の繋ぎを作って、それを笑える間でしゃべる技術が芸人の肝のようですね。



いつもながら芸人の技は参考になります。 笑いを取る技術は一向に向上しませんが、他のコミュニケーションへの気づきが多い。