[]思考パターンを変えるには

思考パターンを変えるのって難しいですよね。



ここで言う思考パターンっていうのは、現象を見たときにオートマチックに動く頭の動き方のことです。例えば、尖閣諸島のニュースを聞いたときに、「なんだこれはけしからん」と価値判断プロセスが動くのか、「中国は一体どうしてこういう反応をするのか」と原因を探るプロセスが働くのか、それとも「未来に何が起こりそうか」と将来予測をするプロセスが働くのか、人によって思考のパターンは様々。



特に歳を取ってくると、新しい考え方を身に着けたり、頭の回転を早くするのは中々難しい。過去の蓄積でものを考えるようになるからだと思いますが。



でも、時として、環境に大きな変化が起きて自分の思考のパターンを変えないといけないようなことが起こります。転職のような個人的な事業や、もっとマクロに社会がおかれている環境が劇的に変わる、など。



そういう時に、どうすれば思考パターンは変えられるのか。



歳を取ってから始めたスポーツでも上達するように、頭の練習の仕方によってはちゃんと思考のパターンっていうのは変わると思います。若い頃のようにスポンジのようにどんどん吸収してという学び方は出来ませんが、「型」を意識して、それを反復練習することによって、思考のパターンは確実に変わる。



思考パターン定着の為の練習は「意識」×「回数」の掛け算



それは例えば、ゴルフの上達が早い人が1球1球の打ち込みでフォームを確認し、修正ポイントを明確にしながら、トラック一杯分のボールを打っているのと同じことです。



一回一回、自分は今どういう考え方をしたのか。それは型に合っているのか。



そういうことを日々考えて経験を積み重ねていくことで、思考パターンは変わっていくんだと思います。