[]要するに、日本企業がいかにウブかということ(「パテント・トロール」)
知財部に勤める友人がお勧めしていたので買って読んでみました。
おそらく、この本が伝えたいメッセージは、日本の企業が知財戦略についてうぶ過ぎる、ということなんだと思います。
元来特許の世界は、かなりロジカルに体系が出来ているはずなので、
・特許戦略のグランドプランはどうあるべきなのか?
・特許紛争のパターンにはどういうものがあるのか?
・自社の特許はどのように有効活用可能なのか?
・どのような特許リスクがあるのか?
みたいな知見って、ケーススタディ的に色々な事例をパターン学習すれば、大体網羅的に把握可能な領域なんではないかと思います。
ただ、そういうトレーニングを積んだ人材が居ない、教育システムにも不備がある、といったような原因で日本企業が知財戦略にたいしてうぶ過ぎるという状況になっているのではないかと想像します。
この領域、すごく興味があるんですよね。掘ってみたら面白いかな。