[]簡易版企業価値評価のやり方がわかる本(「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」)

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会社の規則で自分としては株投資は自由に出来ないんですが、株って面白いんですよね。企業価値について分析することが多く、かつ色々な業界の状況や企業戦略の情報が入ってくる仕事をしているので、「仮にあの会社に投資するとしたら、今の株価って割安なのかな?」と思ったりすることが良くあります。



ネットを見れば、PERとかPBRとかは自分で計算しなくても見ることが出来るので、どこの会社が割安と思われているのかは簡単にわかります。なので、後は、理論株価を算出しさえすれば、いくらで買っていくらで売るのかの計画を立てることが出来る。



証券アナリストのレポートを見ていると、企業の競争環境や先々の収益の見込みについて、驚くほど浅い理解しかしていないことが良くあります。自分の頭できっちりと理解した先々の見通しに基づいて、「この会社の株価は○○○円くらいであってもおかしくない」という投資先があるのであれば、証券業のプロがなんと言おうと、迷わず買ってしまえば良いんだと思います。



この本は、財務諸表くらいは読める普通の人が、簡易的にバリュエーションをするには、どこの情報を取ってどういう計算式にぶち込めばよいのかということを教えてくれる本です。



計算式は、かなり簡易化されているので必要に応じて修正したほうが良いと思いますが、書かれている考え方はそのとおりだと思うので参考になるのではないかと思います。