[]メディアの情報源は取捨選択が必要(川端 幹人「タブーの正体!」)

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どのメディアから日々情報を入手するべきなのか?ということを考える上で非常に参考になる一冊。



日本のメディアが、政治・経済・宗教・社会・芸能のかなり広範な分野で「報道できない」領域を抱えているということを事細かに説明してくれています。それを報道すると経済的・暴力的によくないことが起こるから、という単純な理由が背景にあるとのこと。まあ確かに「どうしてもそれを報道したい。それが社会正義」というような信念を持たない限り、メディアがあえてそのタブーに触れたがらないというのは理解できます。



と同時に、情報の受け手としては、日々の情報源は相当取捨選択しないとならないといういつもの話に行き着きます。



自分が関心を持っている論点について、取材力と洞察力に優れた領域エキスパートを探し出し、その人の情報発信をフォローし続けるというのが重要だと思うんですが、問題はフォローしたいと思える人がそれほど多く無いことなんだよなあ。