[]LEONの秘密と舞台裏
そういえば、明日から新しい部署なんですよね。
何か用意しようと思ったんだけど、、、、なんだったか。
・部署の人の名前を覚える
・仕事情報の分類の箱を作る
だったか。。。 あ、そうだ、英語電話の対応を練習しとかないとと思ったんだった。
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「LEONの秘密と舞台裏」
今をトキメクLEON編集長の話
この雑誌は読んでてむかつく雑誌です。 なぜかというと、僕は読者としてデマーケティングされていて、要するに対象読者じゃないんですね。
ここで紹介されている商品はとても買えん!高すぎる、ということで、まーむかつくわけです。 (むかつくーむかつくーと言いながら結構読んでいたりするんですが)
ちなみに、僕、朝会社に自転車で行く途中で、毎朝岸田さんとすれ違っている気がするんですよね。犬の散歩道が僕の通勤路と同じようで。
内容は、僕がデマーケティングされているように、
・儲かるターゲットに集中して
・その層にとって役に立つ本音のコミュニケーションをする
ということですね。 僕は儲かるターゲットではないということです。だからむかつくんだよなー。
でも、これは単純なターゲティングの話なので、話としてはそれほど価値があるわけではなくて(そうは言っても、いまだにターゲティングさえ上手く出来ない商品も多いわけですが)、面白いポイントはその先ですね。
ポイントは、「消費者を見る視点」です。
LEONが狙っているターゲットは、30代後半から50代の年収1500万以上のオヤジなワケですが、そういうターゲットを狙おうという考えは誰にでも思いつく。 問題は、そのオヤジをどういう消費者として見るかという視点です。
岸田さんは、ここで、この世代のオヤジ達の若い頃の原体験に着目しています。この見方は、川島 蓉子の世代の切り方にかなり近いものがあります。川島さんの話を最初に聞いた時には、そういう原体験に消費行動の説明を求めるやり方って、どれくらいの説明力があるのだろうか、と思ったものでしたが、LEONが売れているところを見ると、そうバカに出来ないものなのかもしれません。
30代後半から50代のオヤジは、原体験として消費行動によって、つまり何を買うかによって他人との差別化を行ってきた世代であると、岸田さんは指摘します。また、それ以前の世代は、単純に経済力が無かった為、消費行動ではなくて、ブンガクやテツガクで何を知っているかによって他人との差別化をしてきた世代であると指摘します。だから、60代以上のジイサンを狙うときは、「漱石の作品を訪ねる旅」みたいな企画の方が受けるのだが、それ以下のオヤジを狙うときには、そうは行かないと。
ボードリヤールの消費社会論どおりの「無限の差別化行動」を忠実に狙って、そこで商売をしようとしているようです。
原体験から消費行動を考えるとするなら、その下の世代は「無限の差別化行動」にシラケを感じた世代でもあるので、また違った企画を立てる必要があるのかもしれませんね。
しかし、LEONはむかつくんだよなー、ほんと。1500万も稼げんよ。