[]ナルニア国物語/第一章ライオンと魔女

ナルニア国

ヒースローから日本へ帰国。



最後はお世話になった方々に見送られ、空港まで送って貰ってしまう。ありがたいことです。



飛行機の機内ではいつもどおり映画を片っ端から見る。基本的に、エコノミーは長い時間寝られるような座席では無いので、来るときは5本くらい観たかなあ。帰りは3本。





最初に観たのがこれ。「ナルニア国物語/第一章ライオンと魔女



実は結構、ロードオブザリングを楽しんだ方なので、結構楽しみにして観たのだが。。。。





これね、ほんとにひどい映画ですよ。





C.S.ルイスの原作は世界三大ファンタジーの1つに数えられるほど有名な作品とのことですが、映画は本当にひどい。最近観た映画の中で最悪の3本指に入りますね。



最初、原作の質の悪さを疑いました。 が、原作は全世界で8,500万部も出版されているとのこと。



何がひどいかって、人物描写が浅い。腹が立つくらい浅い。脚本もひどければ役者(子役)もひどい。ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人兄弟が話の中心になりますが、、、、



まず、長兄ピーター。ひどい。剣技の演技、もうちょっとどーにかならんのか!腰が引けていて、とても人を斬る動作には見えない。相手との間合いがおかしいので、戦いのシーンの緊迫さに欠ける。自分が剣道をやっていた頃、勝負の6割は間合いで決まっていたと思います。相手の間合いを外して、自分が勝てる間合いに持っていく事が一番重要だった。この役者の演技は本当にひどい。



スーザン、ひどい。なんだ、この役作りは。単なる臆病者のヒステリーじゃないか。これが王女になる長女か? こんなんで王女になれるなら、僕でも王様になれるぞ。



エドマンド、ひどい。おいおい、兄弟を売り渡したやつが、なんでアシュラムの「彼は後悔している」の一言で許されるんだ? キリストが人類の罪を被ったように、仮にそれで彼が許されたとして、彼は何をしたから王様になれたんだ? あまりにも浅いよ、ストーリーテリングが。



ルーシー、ひどい。ひどいっていうか最悪。何だ、このわざとらしい演技は。悲しみ方と喜び方がわざとらしすぎる。はい、ここは悲しいシーンです、ここは楽しいシーンです、というのを伝える為の演技をしてるのか? 本人が悪いのか、指導者が悪いのか。 とにかく、ひどい。





というわけで、とにかく、機内で観ていて、もう少しで画面をグーで殴るところでした。



危ない、危ない。



UKで、既にDVDがスーパーで売っていましたが、まあ、そういう映画です、これは。まさか、この後7作の連作になる、、、、わけないよね。