[]ネバーランド

ネバーランド

「ピーターパン」誕生を描いた作品。



舞台初日のパーティーで、モデルとなった少年ピーターが、周りの大人から「あなたがピーターなのね?」と言われ。「違うよ、ピーターはこの人だよ」といって、作者のバリ(ジョニー・デップ)を指すのが印象的ですね。



「大人になることを拒否する」というと、例のピーターパン症候群のことが思い出されるわけですが、この映画自体からは、その手のマイナスの印象は綺麗にぬぐわれています。「想像力を持ち続けることが大事」というメッセージと、「責任のある大人になる」というメッセージが並列されている感じでしょうか。



余談ですが、仕事以外の話が出来ない、社交的な話題の振りについていけない社会人も、一種のピーターパン症候群に含まれるのだそうな。そういう意味では、日本の成人男性って半分くらいはピーターパン症候群なんじゃないかと思いますね。







2004年アカデミー賞

 □作曲賞 ヤン・A・P・カチュマレク