[]人を動かす

人を動かす

なんと原著初版が出たのが1936年という、古典の啓蒙書です。



「人は結局自分のことにしか感心が無い」という性悪説(?)に立っているように思います。



そこから、?(自分の行動に関して)相手に心からの関心を持ち、批判するのを止めて長所を褒め、笑顔で親しみを持って接し、名前を覚え、相手の立場に立って相手の利益のために行動しよう、と自らの性悪的な傾向をたしなめています。



同時に、?(相手の行動に関して)相手が面子を保てるようにすることが大切だ、と述べています。



いろいろな歴史的に有名な人たちの逸話が多く出てくるのでとても読みやすいのですが、性善説的な観点から同様の本を書いたらどうなっただろうとも思いました。



いずれにしても、良書だと思いました。