[]「お得!」広告のお国柄

仕事柄、販促ツールを作ることが多いのですが、どうしても納得のいくものが作れません。 僕らが作る販促ツールは、プロモーションビデオであったり、効果写真であったり、教養ビデオであったり、Webであったりするのですが、すべてに関してデザインの完成度がひどく低い。



ぶっちゃけ、かっこよいものが作れないのです。



「高いな〜」と思いながら、いろいろな業者を使い、海外ロケも含めていろいろ作っているのですが、どうしても納得のいくものが作れないのです。



そんな悩みを抱える中、ヨーロッパから、UKのエージェントを使ったCFが来たのですが、これの完成度が異常に高い。ちょっとひねくれていて、知的で難しいのですが、それでもやっぱりかっこいい。



日本の業者が作ると、どうしても新聞折込の激安チラシみたいなチープな感じが出てしまい、逆に言えばそういうチラシを作るのはとても上手いんだけど、ブランドの価値を高めることを考えると、あまり頼りになりません。





広告で「お得!」を訴求するときも、なんか国柄が出るんだよなー。 例えば、液晶テレビの電力消費がプラズマよりも低いことを訴求する際





アメリカ:

年間○○ワット、△△ドルの差が出ます。こんなにお得な液晶テレビが、月々たったの99ドルであなたのものになります! (99ドルが大好き)



日本:

日本の亀山モデルを買いましょう。(国産大好き)



ヨーロッパ:

ヨーロッパにあるブラウン管をすべてプラズマに変えたら、電力発電所があと3基必要になります。





ヨーロッパのテイストって、どこかひねくれてるんだけど、知性を感じさせるんですよね。



あーあ、来年からクリエイティブはヨーロッパの業者に頼もうかなー。