[]為になる業務のアドバイスをするには?

問題0706:有益な業務アドバイスをするにはどうすれば良いか?





仕事をしていると、仕事の内容に関してアドバイスを求められることがあります。当然相手は悩んでいるので、実り有るフィードバックが出来るように努力するわけですが、こういう場合に何か気をつけておくべきことってあるのでしょうか?



ポイントは



5W1Hの質問をするタイミングを間違えない

フレームワークにはめて考えてみる

・実例を提供する



の3つかなあ、と思っています。2つ目と3つ目は当然なのですが、意外に重要なのが1つ目「5W1Hの質問をするタイミングを間違えない」かなあ、と最近思います。5W1Hの質問は、とても短くて強烈です。なので、議論を展開させるためにはどうしても聞かなくてはならないのですが、聞くタイミングを間違えると相手が萎縮してしまう。





「このプロジェクトで、こういうプランを作ってみたんだけど」

「なんで? (why)」





この瞬間に、相談が相談ではなくなります。そもそも、考えがまとまらずにあやふやだから相談をしているのに、いきなり核心を聞く質問をしてしまうと、相談者は自分の考えがあやふやであったことを思い知らされ、打ちのめされてしまうからです。人によっては怒り出す人もいますが、こういう状況になった場合に多いのが、思考が停止してしまい、相談者が自発的に結論を出すことをやめてしまうパターンです。



これは、自分のコミュニケーションスタイルを考えて、大変な欠陥だと思っていることの一つなのですが、相談者ではなくて、相談されているほうの自分が結論を出しているパターンが多いように思います。良く言えば「Suggestionをしている」のですが、実態は「プロジェクトの乗っ取り」になっているように思えてなりません。



そのプロジェクトは自分のものではなくて、相談者のものなので、本人が結論を出さなくてはならないはずで、相談されている側は本人の結論をガイドするのが役割のはずですが、これが中々難しい。



相談されたときの最後の質問は、「<何を><誰が><いつ><どうやってやるか><そして、なぜそれをやるのか>」というwhat, who, when, how, whyの複合質問であるべきですが、その回答を出すのは必ず回答者であるべきです。



この質問にたどり着くまでのコミュニケーションは、いつでもポジティブで相談者主体であるべきでしょう。





回答:5W1Hの質問のタイミングを間違えず、相談者が気持ち的に主体で居られるようにする。