古意湘味濃(上海:湖南料理)

スープ1

日本にも中華料理店は星の数ほどありますが、実は日本で食べられる中華料理って、本当の中華料理のごく一部でしかないんですよね。



で、その代表格が、この「湖南料理」というやつ。



湖南省というのは、広東省の上で、重慶の右隣の省なんですが、省都長沙市と言って、まあ普通の日本人は生きている間に1回も行くことなく死んでいくようなところです。僕も行くことは無いんじゃないかと思いますが、ここの料理が結構すごいのですよ。



何がすごいかというと、料理が半端なく辛い。噂では四川の数倍辛いらしいです。



日本で、「湖南料理」で検索すると、出てくるのは高級広東料理の亜流みたいなものですが、毛沢東の生まれ故郷らしく、本当はもっと田舎っぽい料理のようです。上海は、さすがに中国のメトロポリタンなので、この湖南料理を出す店があって、先日1人で行ってきました。



いやね、もう旨いんだ、これが。 しかし、1人で行った為、20元(300円くらい)のスープを頼んだら、4リットルはあろうかというでかい壺(上の写真)が出てきてしまい、頑張って飲んだのですが、完食は出来ませんでした。(次の写真)



スープ2



東京も飯は美味しいけど、ここだけで満足していたら、まさに井の中の蛙ですよ、ほんと。