[]荒野の用心棒(1964)

荒野の用心棒

マカロニ・ウェスタンの代表作。 



映画の舞台設定はニュー・メキシコだけど制作はイタリアで、こういう西部劇は総称して「スパゲッティ・ウェスタン」と呼ばれているらしいのだけど、映画評論家の故淀川長治が「スパゲッティ・ウェスタンでは貧弱そうだ」ということで日本では「マカロニ・ウェスタン」と呼ばれているらしい。(wikipedia)



マカロニの方がなんか下町の洋食屋を思い出させてイマイチだ、と思うのは僕だけではないと思いますが、まあそんなことはどうでも良いか。



しかし、これはストーリーを楽しもうと思ったら絶対に死んでしまうジャンルで、その辺はキル・ビルみたいな映画と一緒かな。



何せ、主人公(クリント・イーストウッド)が短絡的。



どこの誰か知らないけど、突然現れて街のボス2人が殺し合いをしていて死人が多いという話を聞いて抗争に介入するんだけど、結局主人公のせいで全員死んじゃう、というはちゃめちゃぶり。



「殺し合いを止めさせて街に平和が戻りました。ちゃんちゃん」じゃ無いところが、あーあ、結局みんな人殺しが好きなんだよな、と思わせます。



みんな大好き「北斗の拳」とかだと、やっぱりじゃんじゃん人が死ぬんだけど、一応裏に深い訳みたいなのがあってストーリーとしては破綻しないようになってるんですが、こっちはもうアナーキー



こういうのもあるよね。