[]夢をかなえるゾウ(水野敬也 2007)

夢をかなえるゾウ

今年の自分に対する戒めの一言に「アウトプットに繋がらないインプットはインプットとして認めない」というものがあります。本棚に並んでる本、タイトルを見た瞬間に、「ああ、これはこういう内容で、構成はこうなっていて、キーワードを上げるとこうなって、内容に対して自分はこう思う」という知識の連鎖が出てこないようなインプットの仕方は時間の無駄以外のなにものでもないということです。



最近思うのは、自分に残された時間はとても限られているということ。だからアウトプットに繋がらない一切のインプットは止めたい。



それから、これは来年のキーワードになっていくんだけど、特に読む本に関しては「何を読まないかを決める」ことをしたいと思います。



自分は天才では無いし、聖徳太子のようにいくつものことを平行してやっていく器用さもない。薩摩藩を中心に伝わった古流剣術に「示現流」というものがあります。(このビデオの型だと、ちょっと言いたいことと違う気もするのですが)「受け」は無く「攻め」あるのみの剣術で、とにかく電光石火のスピードで一太刀を繰り出し、防具もろとも相手を叩ききることに集中した剣術なのだそうです。



自分が何者かになるためには、何を極めるのか、言い換えればそれ以外はやらないと決めることが重要だと思います。



ま、そういう意味で、何を読むかを来年は選別したいと思います。啓蒙書は世の中に数多くありますが、奇しくも著者が語るように、人生における大切なことは過去の書籍の中で語りつくされているはずです。ルール1、ルール2、と書かれているルールを忠実に守る生き方を本当にしたいのか?それをよくよく考える必要があるでしょう。



どうせ守るなら、自分が腹に落ちた理解をした自分のルールを守りたい。そう思います。