[]二つの祖国(下)

この下巻は大半が東京裁判の内容になります。



通訳モニターとしての天羽賢二も描かれますが、主役は東京裁判そのものと言っても過言ではないくらい細かい内容が描かれています。



そのため、エンディングに唐突感がありますが、日本側から見た東京裁判に関する記述は教養として勉強になります。日本近代史って、僕の小学校から高校までの歴史教育の中ですっぽり抜けてるんですよね。どうしてクレタ文明は必ず勉強するのに日本の近代史は勉強しないんだろう、と不思議でしょうがないです。



歴史を流れと捉えると、現代から勉強を始めて、今こうなっている理由は過去に、、、と逆に遡っていった方が面白いと思うんですけどね。



世界史、大好きでしたが、僕のクレタ文明の知識は、ビザンツ帝国あたりで拡散してしまった、もはや知識としては意味を持たないものになってしまいました。



もったいない。