[]そろそろ1周年記念

しかし、もうそろそろUK来て1年になるんですなあ。





昨日も、友人と「しかし、よく1年持ったな」という話になりました。彼は彼で激務で、毎日の帰宅が必ず翌日日付になる類の仕事。日本の時も似たようなものだったのだけれど、日本と違うのは「全員が頑張っている」のではなくて、「一部の人(ほとんど日本人)に負荷が集中している」ことだそうです。





程度の差こそあれ、うちと同じ構造ですね。





人生における仕事の意味が日本人赴任者とローカルスタッフとの間で明らかに違うのか、それともチームマネージメントの仕方が悪いのか。



期せずして、「エクセレント・カンパニー」を読み直しているのですが、多くの項を人のマネジメントに割いていてとても参考になります。この本(原書)が書かれたのは1982年で、ちょうど日系企業アメリカで猛威を振るっていた時期になります。当時の日系企業の競争優位性は品質や生産効率などのオペレーション上の優位性から来ていました。



20年が経って、こうしたオペレーション上の優位性は長期的な競争力の源泉にならないことが明確になってしまいましたが、それでも松下がモトローラの工場を買い取って、人員変更をすることなく劇的に生産効率を上げた話などは、人種や文化差に仕事の品質の原因の説明を求めようとする自分にとって良い戒めになります。





ま、そうは言っても、アメリカ人とヨーロッパ人というのも、どうも違う価値観に基づいて生活しているように思うので、アメリカ系の経営書を読んでいてもどうもしっくり来ないところはたくさんあるのですが。