[]ANDY WARHOL : OTHER VOICES, OTHER ROOMS (Heyward Gallery)

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Heyward GalleryのAndy Warhol展 (ANDY WARHOL : OTHER VOICES, OTHER ROOMS)に行って来ました。



この間、「有閑階級の理論」を読んだせいかもしれませんが、やはり芸術とお金は切り離して考えられません。その時代、その時代で最も生産性が高い(要するにお金持ち)地域の芸術は精緻化されていきます。



18世紀〜19世紀の音楽はヨーロッパの古典派からロマン派の音楽が最高に良いんだけど、20世紀はやっぱりアメリカの世紀で、音楽を含むPopアートはアメリカがすごいですね。日本も20世紀後半は悪くないと思います。21世紀は半ばにかけてきっともっと多極化して中国とかインドのものも評価されていくんでしょうね。





さて、Andy Warhol。 Heywardのこの企画展、ちょっと変わっていて、絵とか写真に加えて、Andy Warhol TVの過去放送のアーカイブなどを自由に楽しめるようになっていました。



この人、キャンベルのスープ缶など様々な代表作がありますが、結局のところ、彼の最大の作品は彼自身だったんだろうな、ということを感じさせる展示展でした。ダグラス・B・ホルトが、「文化的イコン」と呼んでいますが、まさにそんな感じ。この時代の「クール」の一面を"Andy Warhol"というイメージを作っていくことで表現した人だったのでしょう。





1月18日まで、SouthBankのHeyward Galleryで。