[]「Shawshank Redemption」を久しぶりに観た

ショーシャンク、これとんでもなく好きな映画のひとつなんですが、ぐっとくるシーンのひとつに、Andy (Tim Robbins)が「フィガロの結婚」の中のアリアのひとつ(そよ風に寄せる"Sull'aria")のレコードをかけるシーンがあります。



フィガロの結婚」で歌われるアリアの中では、これは一番有名なものでは無いと思います。自分が好きでよく聞くのも、"Dove Sono"(あの楽しい思い出はどこに?)で、この曲はとても有名。(参考までにYoutubeにあったやつを↓ この曲自体はとても良いです。このビデオだと2:00くらいからが鳥肌が立つ部分)







オペラの中ではSull'ariaは場面的にも感傷に浸るところではないんですが、ショーシャンクのあのシーンで流れるとなぜかとても感傷的に聞こえます。刑務所とオペラの対比がソプラノの美しさを際立たせ、心が洗われます。







この映画では「刑務所」が比喩的に使われていて、人生や希望や可能性を閉じ込める象徴として表現されているんだと思うんですが、美しいものは理屈なしにその壁を壊すということが良くわかります。



何度観ても良い映画です。