[]ニューヨーク近代美術館(MOMA)

自分という生き物を客観的に見ていて不思議だなーと思うのが、考えることをサボる癖があること。「へー、そうなんだ」で思考がストップすることが非常に多い。要するに「やり過ごしている」。



この間、何かの写真を見ていて、唐突にそれに気づきました。



その写真が何を表現しているのか、ということを考えずに、綺麗・綺麗でない、好き・嫌いという判断で終わっていることが非常に多いんではないか、と。



これではあまりにもプリミティブすぎる。



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自分にとって芸術作品とは「再構築/再生産」のことで、ある対象を表現しなおす、その新しい表現を理解するところに意味があります。



自分が芸術作品を観ることで手に入れたいのは、その作家にとっての「リアル」観を理解すること。その時代、その時代の「リアル」を理解することで、自分が生きている世界をより深く理解したいと思うし、将来を見通す眼を養いたい。



だから、子供のころから、MOMAみたいな施設が近くにあって、芸術に親しむ機会に恵まれていることはとても羨ましいと思います。



今回、MOMAの中で結構なワークショップが行われていました。子供が一杯地べたに座って、先生と一緒に絵を描いたり話し合ったりしていました。こういうのはとても良いですね。





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<Jackson Pollock(ジャクソン・ポロック)>







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<Barnett Newman(バーネット・ニューマン)>