[]Roni Horn aka Roni Horn (Tate Modern)

roni horn




こちらのほうも、Teteの企画展



これが時代の差なんでしょうか。Rodchenko&Popovaのものからガラリと変わって表現しているのは何か感情的なもの。それも、あたかも水がその様態を変えるように絶えず変わっていく感情的なものを表現していたように思います。



鑑賞する側は、自分の感情経験を前提にして作品群を見ることができるので、この手のモダンアートは親しみやすいと思います。自分の感情経験と作品とのインタラクションというか。



個人的に刺さったのは、"Pi" Icelandの北極圏で撮られたランドスケープと鳥の巣、小動物の顔、ソープオペラのテレビ画面の映像、水の5つの写真の組み合わ、全45枚の写真が連続して部屋を一周飾っている作品群。



観ている方は、ランドスケープ、鳥の巣、小動物の顔、ソープオペラ、とぐるぐると変わる写真を見る羽目になるわけですが、これが移ろいやすい感情の気まぐれさとなんか一致して面白い。



そんな移ろいやすい感情の側面を写真で見せたと思ったら、Pink Tonsのような、硬い透明な物質で気持ちの純粋な側面を表現してみせたり、と多様な感情の様態を表現していました。



なんか良いんじゃないでしょうか。僕は好きです、こういうの。







ロンドンのTate Modernにて。25th May 2009まで。