[]Kandinsky展 (Centre Pompidou: Paris)

細かい旅行記はあげ損ねているんだけど、とりあえずこのパリのものを先にあげてしまおう。



パリは食事の関係もあって(気に入っている店がいくつかあるので)、定期的に行っているんですが、今回はPompidouが本当に素晴らしかった。ちょうどやっていた企画展、どちらもよかったのだけれど、まずはKandinskyのものから。



企画展自体は1907年から1942年まで時系列的な展示になっていて、絵画のスタイルが変わっていく様と、その時代の社会情勢と本人の状況が関連付けられて理解できるようになっていました。



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個人的には1922年〜33年までのバウハウス時代の頃の作品から心に刺さり始め、終盤の顕微鏡で見た微生物のような作品群のところまで非常に楽しみました。



基本図形と基本色とで出来た細部と、全体の構成の微妙なバランス・アンバランス感が作る複雑性がとても豊かに感じられるんですよね。



非常に良い、としか言いようの無い作品群でした。



8月10日までポンピドゥセンター
でやってますので、機会がある方は是非に。