[]コンサルティング入門 (内田和成)

コンサル入門




行き詰ったときに読むと良いよ、と薦められて読んでみた内田さんの本です。



それにしても、この本はコンサルティング業界に入った人(もしくはこれから入る人)が読む本なのでしょうかね。タイトル的にはそういうように見えますね。「プログラミング入門」という本だったら、これからプログラミングを始めようかな、と思う人が読むんでしょうし。



しかし、世の中にそんなに大量のコンサルタント(この場合、戦略系経営コンサルタント、という意味)が居るとは思えないので、「コンサルタントっていうのはどういう仕事の作法を持っているんだろう」と思う人が読む本、ということなのでしょう。



書いてあることはびっくりするような内容ではないのですが、一つ一つの仕事の仕方に丁寧な目的意識(なぜそれをするのか)が付いているのがわかります。



後はちょっとした比喩が気が利いていますね。「ジャブを打つ」とか。BCGはこの手の比喩が気が利いていることが多くて「経営者のスパーリングパートナー」とか「経営者の応援団」とか、センス良いなと思いますね。