[]The Halo Effect (邦題:なぜビジネス書は間違うのか (フィル・ローゼンツワイグ))

なぜ




三越の本屋でぺらぺらめくっていてなんとなく買った本です。



「エクセレントカンパニー」「ビジョナリーカンパニー」をはじめとしたビジネス書の類が、どうして間違うのか(永続する普遍的な原則を発見した、と言っているのに、そこで例として出ている会社の調子が悪くなったりする、など)に関して考察した本です。



言っていることは至極まっとうで単純。



まっとうなんだけど、これはみんな判ってこの手の本は読んでいるんではないかと思います。少なくとも社会調査手法とか実験計画とか、その手のトレーニングを受けた人にとっては、巷にあふれているビジネス分析というのは厳密性を犠牲にしてストーリー性を高めているのは周知の事実なんではないかと思います。



というか、そういう話の作り方をしないと実務のマネージャーに理解してもらえないのでしょうがないんですよね。



そんな感じの本です。面白いですけどね。