[]Torneを買えば良いんじゃないの?





日本に帰ってもテレビは買うつもりは無いんですが、レコーダーは買おうと思っていました。





映画を見るためにプロジェクターは使うので、どうしても観たいテレビ番組がある場合はチューナー付きのレコーダーで観れば良いかな、と思っていたわけです。日本に居たときも同じ方法でやっていて、PSXとデータプロジェクターで生活をしていました。



で、ちょっと今のブルーレイレコーダーの価格を見てみたんですが、案外高いんですな、これが。



500GBのハードディスク付きのブルーレイレコーダーで10万円くらいする。



10万って、そりゃちょっと高すぎでしょう。



そもそもテレビが恐ろしくつまらなくなっている今日この頃、10万円は払えないなー、と思っていたところPS3に接続する地デジチューナーキットが出るとのこと。 しかも、値段がたったの9,980円。



しかも、UIがめためた速い!





はい、決定。買いで。





まー、でもこれもそんなに数量が出る商品では無いんでしょうね。PS3が家電であるという認識は多くの人は持ってないんだろうし、チューナーを別で接続する、っていうのもややこしく見えるし、HDDを外付けで足すとか、ブルーレイに焼けない、とか、シングルチューナーだ、とか、色々といちゃもんをつければきりが無いですね。





が、僕はこの商品は支持したいですね。





理由はまず、「値ごろ感」を考えて商品が作られているところ。日本のメーカーはどこで何を勘違いしたのか、高く売れて当然と思っていますね。昔は、「質の良いものを安く」というアプローチで家電立国ニッポンを作ったのに、今、それをやっているのは韓国メーカーや台湾メーカーで、この先中国メーカーが出てくるので、高く売ることを考えていると、いつかのハーレーダビッドソンのように、特殊な市場に押し込められてしまうでしょう。



日本人にとっての値ごろ感、ヨーロッパの人にとっての値ごろ感、新興国の人にとっての値ごろ感。それぞれ値ごろ感は異なりますが、とにかくそれがいくらであるのかを突き止めて、その値段を目指してトップダウンで商品を作ってほしい。





あと、日本のメーカーはUIに無関心すぎ。 もうちょっとアフォーダンスを考えてものづくりをして欲しい。画面のUIにしろ、物質的なUI、例えばリモコンにしろ、心地よい操作感覚に導くアフォーダンスをモノの中に込めて欲しいです。



機能の組み合わせだったら、水平分業のアセンブリーメーカーとなんら変わりがなくなります。顧客が機能の比較を始める前に、あ、これが良い、と思わせるには、商品のたたずまいから漂う品格が必要です。



UIが秀逸である、ということは、そういう品格に繋がる、と思います。



まあ、そんなこんなで、僕はこの商品は買います。