[]金利上げたほうがいいんじゃないか?





とか書くと、馬鹿なんじゃないかと思われるわけですが、ふと思いついちゃったもので。



さっきWSJをちらっと見ていたら、日本はデフレが止まらないそうで。だからこそ低金利にして、お金をジャブジャブ供給しようとしているんでしょうが、もう10年もそういうことをやっていて効果が無いのなら、他の打ち手を考えたほうがいいんじゃないかと思うわけです。



そもそも何でデフレなのかと言えば、国内の需要が縮小しているからで、そうなると当然どうやって需要を喚起するのかという話になりますね。



社民党民主党の一部のように、じゃあ国民への給付を手厚くして需要側にお金を回しましょう、というのは国の財政状況的にナシだと思うので、その他の方法を考える必要があります。



そもそも、なんで需要が無いのかと言えば、家がほしいとか車がほしいとか、大型のほしいものが無いというところが根本な気がしますが、もうひとつ、お金を使っても将来は大丈夫、という感覚が無いのが問題な気がします。



将来、



・給料が上がるから

・土地の値段が上がるから

・株価が上がって資産が増えるから



みたいな自明性があるときは、「ゆとり分」に思えるお金は消費に回りますが、今の日本だと上の3つはどれも上がりそうに無くて、そういう意味で積極的な消費に出られない状況だと思います。



ただ、金利だけは意図的に上げられるわけで、日本人にとっては確実に将来の金が増える感覚につながると思うんですよね。特に、日本人の資産構造は現金貯金の割合が高いので、例えば家の両親の世代の場合、年利5%程度の金利がつくと、毎年、新入社員の初年度の給料くらいのお金が増えていきます。



としたら、これぜったい使うだろ。



そういう意味で需要の底上げになるんじゃないかと思ったわけです。





まあ、政策金利は色々なところに影響があるので、ひとつの側面だけで簡単に変えることは出来ないんでしょうが。。。(円高になって輸出産業がさらに打撃を受ける、とか市場のお金が減って余計にデフレになる、とか、銀行が国債を買わなくなって長期金利が上がる、とか)