[]韓流フリークなのかなあ、自分。(「殺人の記憶」を観た)

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韓流フリークっていうか、ポン・ジュノが好きなんですね。



彼の作品はこれで4本観たかな。 「ほえる犬は噛まない」「グエムル」「母なる証明」「殺人の記憶」



この人の特徴は2時間なら2時間、3時間なら3時間の大きな構成を作るのが上手いところだと思います。序盤はコミカルな内容が入っていて、あと登場人物の中にちょっと頭の弱い役どころを入れて、ユルい進め方をするんですね。それが後半になると一気に人物の心象の核心に迫っていき、最後はかならず落とす。



そのあたりの緩急がとても上手いので、とても完成度が高く見えるんだと思っています。



グエムルとか、怪獣映画で泣いちゃったからなあ、僕は。



あと、なんかやっぱり日本の原風景に見えるんですよね、この人の作品群って。人と人のつながりの描写を観てそう感じるんだと思いますが。 ドロっとした社会の繋がりに憧憬の念を感じているんだろうなあ。