[]「甲州」ワインを飲んで日本と言う国がわかった

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これ、前にもアップしたことがあるので詳しくは書きませんが、メルシャンの「甲州」のワインです。僕が買ったのは隣のセブン・イレブンですが、2,300円という値段がコンビニの価格帯には合わなかったようで、半額で在庫処分されていました。



で、僕はこのワインはかなり良いと思っているので、即在庫買占め。これで1,200円だったら相当お値打ちです。



甲州は注ぐと透明に近い黄緑色で、ソーヴィニョン・ブランに近い感じがしますが、大きく違うのが香りです。ロワールの同じくらいの価格のソーヴィニョン・ブランをよく飲んでいましたが、酸味は同じようにあるんですが、甲州の方が香りが素直です。逆に、ソーヴィニョン・ブランの若いものはミネラルというか、蝉のような香りがすることがありますが、このワインにはそういう暴れる要素はありません。



複雑な個性は無いように思うけれど、高い次元でバランスが取れていて品質がよく、食事との組み合わせの中で「ああ、美味しいな」という感覚を楽しむのに適しています。



主張しないたたずまいがかえって個性的な主張になる、という、なんかそういうところが日本らしさなのかな、ということを感じました。



無印良品にみるような、飾り気の無さ、素朴を求める姿勢、清貧さ、それが日本が世界で果たすべき価値観の体現なのかなと、家でこんなワインを飲みながら思いました。