[]心配の多い週末は終わったが。。。



色々と気をもむ週末が終わりました。



東北地方の沿岸部は、これからもっと被害が明確になるにつれ、再生と復興という重い課題がのしかかってくるのでしょう。個人としてできることは寄付くらいなものなので、さしあたりの救助とは別に、継続して効果的に復興支援をしていく団体を見極めてささやかなサポートをしていこうと思います。



東京に住む身としてぞっとしたのはやはり福島原発



炉心を囲っている建物の天井が爆発したというニュースを見たのは、実際の爆発が起こってから3時間近く経過したのちの話。中に入っていた放射性物質が大量に放出されていたとしたら、風向きによっては東京にも影響はあったのだろうと思うと本当にぞっとします。



国の政策としては、原子力比率を2050年に50%以上にし、これから新規の原発を14基作るということです。



今回のような現実を目にすると、原発に対する安全性要求はますます高くなるわけで、長期でみたときに原発は本当にペイするのか、それとも再生可能エネルギーを推進したほうがよいのかは、きちんとデータを見比べて合理的な結論を出したほうがよさそうです。



アイスランドに行ったときに、地熱発電所を見学して(ちなみに三菱重工製のタービンだった)、こういうエネルギー環境が実現したら、エネルギーを外からの輸入に頼らざるを得なかったために歴史的に困難な状況に直面したこの国が、その呪縛から解き放たれるのではないか、と思いました。



エネルギーと食をどうやって確保するのか、は確かに社会設計の根幹で、それを人任せにするのはまずい。少なくとも無知であることは自分に対する犯罪行為だな、と思った週末でした。