[]あ、ロシアの樋野さんが出てる (「日経ビジネス」特集 日本人の競争力)

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日経ビジネスをパラパラとめくっていたら、なにやら見覚えのあるお顔が。カザフスタンにいらっしゃるんですね、今。ソニーの樋野さん。



カザフスタンの統括責任者をされているそうです。



これ、僕らの世代のキャリアの築き方の大きなオプションの一つだと思います。その意味で大変うらやましい。



先進国でこれから面白い仕事はモノを売ることよりも、賢く生きる仕組みをつくることだと思います。色々な単語の頭に「スマート」という言葉が付くようになっていますが、社会や人の考え方が、20世紀型の消費から新しい消費に移り始めているように思います。 だから、仕事としても新しい方向に身を投じる方が面白い。



循環型社会を実現する、とか、地域共同体のつながりを強める、とか、人生を豊かにするサービス業をしっかりとやっていくとか、次世代のITC環境で新しい仕事を作る、とか、そういう産業が先進国では重要だし、これからの仕事としては面白いと思います。



それに対して、モノを売る仕事が面白くなっていくのは新興国。チャネル戦略とか、広告宣伝とか、商品政策とか、価格政策とか、伝統的なマーケティングフレームワークを駆使して、生活を豊かにするモノを届ける仕事はまだまだ重要でしょう。



前者にかけるのか、後者にかけるのか、それは大きな人生の分かれ道で、後者にかけて日本を出るというのは立派に「あり」なスタンスだと思います。



もしかしたら自分が歩いていたかもしれないキャリアの道をひた進む同年代を見て、ちょっとうらやましく思った今週の日経ビジネスでした。