シーメンスの事業ポートフォリオ (「日経ビジネス」7月4日号)

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今週の日経ビジネス、前日に富士フィルムの化粧品のつり革広告を見たせいか、事業ポートフォリオの組み換えの記事に目が留まりました。



出ていたはシーメンス自然エネルギー関係の話題。会社としてメガトレンンドに基づいて将来予測を行い、携帯電話やPC事業は売却し、ヘルスケアやエネルギーなど自社が優位を築ける成長市場に投資を集中しているという話でした。



シーメンスは売上10兆円で、営利率が10%弱。毎年5,000億円くらいの投資をしていますが、本業からの儲けを再投資するサイクルができていて、教科書みたいな会社という印象。



しかし、欧米の企業は大局観をもって事業の組み換えを素早く行うのがうまいですね。きっと「会社」というものを機械的な「装置」とドライに見ているんだろうと思うんですよね。 運命を共にする社会装置というよりは、キャッシュを生み出し雇用を生み出す装置。



機械だから、部品交換をしたり、パーツを付け加えてパワーアップしたり、場合によっては新品に取り替えたり、ということをするのは当然なんだろうと思います。