[]仏教徒の国

写真6




タイで最初に目に付くのがこれ。



写真の仏像自体はワット・ポーの有名な寝像ですが、それ以外にも至るところに仏像があります。仏教徒の国なんだなーということが良くわかりました。電車で、老人や子供連れのお母さんなんかがいると、必ず誰かが席を譲るんですが、これも仏教の影響でしょうか。



バンコクでは美術館にも寄ってみたのですが、大学の美術室に毛が生えたようなもので、「これは」と思う美術品は仏教関係なんですよね。



逆にヨーロッパに行くと、宗教関係の美術品が凄いのはせいぜい16世紀くらいまでのもので、その後は貴族の肖像画やらなんやらが増えてきて、近現代になると、凄い作品は多種多様に分散していきます。



社会の成り立ちと美術と宗教って密接に繋がっているのですが、そこから考えて、仏教芸術に凄みがあるタイというのは一体どういう社会構造になっているんだろう、と思わざるを得ませんでした。