つげ義春の漫画って、なんか
終戦〜
朝鮮戦争くらいの時代の雰囲気が色濃い。
これは
ねじ式の最初のコマで、主人公が海岸で
メメクラゲに刺されて切れた腕の動脈を押さえながら彷徨っているシーンですが、飛んでる飛行機とか雲の具合が戦後のおどろおどろしさに見えてしょうがない。
この作品自体はつげが観た夢を元に作っているそうなので、他の作品に比べてシュールさが際立つのですが、それでもやはりコマにでてくる背景とか人の姿とか建築物とか、1950年代ってこんな感じだったのだろうな、と感じます。
重くて暗いんだよなー。